ビールを豪快に飲む姿が大人気「トラックめいめい」さんの意外な素顔 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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ビールを豪快に飲む姿が大人気「トラックめいめい」さんの意外な素顔

 

トラックめいめいさんのTwitterより引用

 

◾️人との関わりが苦手な私がなぜTwitterを始めたか?

 

 20歳で今の会社に転職したときに金銭面と時間的な余裕が生まれて、自分を成長させることをはじめたんです。韓国語の勉強、水泳、ジム通いといろいろとやってきて、どれも自分の成長に役に立ったと思います。そこで最後にずっと避けてきた人との関わりを始めてみようと思ったんです。先程も言ったように私は人に期待をしないし、人との関わりも避けて生きてきました。今の仕事だって一人でいたいから、選んだくらい、他人との交流を避けてきた。だから苦手なことから逃げずにSNSをやって交友関係を広めたり、他人への興味が生まれたりして成長できたらいいなと思って始めてみました。

 Twitterは始めるまでアプリのダウンロードすらしたことありません。自分は友達も少ないし、とくに投稿を見てほしい人がいるわけでもなかった。インスタやYouTubeを眺めるくらいはしていましたが、自分で投稿したことはありません。

 TikTokに至っては、ちょっと見ただけでアプリごと消しちゃいましたね。面白くてボーッと見ていたら2時間くらい経ったんです。見終わった時に「私はこの2時間で何を吸収できたんだろう?」と虚しくなっちゃって。それくらい本当に自分とは無縁の世界だったんです。

 どうせTwitterやるならとにかく面白いものを作りたいと思い色々と試してみました。当時は大型免許を取るため教習所に通っていて、その日にあったことやドライバーとしての日常の様子を発信していました。トラックドライバーが仕事のことをいくら呟いても「いいね」もリツイートも全然つかなかったんです。

 それでも日々 試行錯誤を繰り返し投稿を続けていたら、ある日ビールを豪快に飲んでいる投稿に大きな反響がありフォロワーが一気に10万人くらい増えました。フォロワーが増えたら「電通案件」とか言われましたけど気にしていません。なんで他にも広告代理店はあるのに電通だけそんな言われ方するのか不思議でしたね。

 ツイートも自分なりのこだわりがあります。それは「マイナスな内容を書かない」ことです。どんなにつらいことがあっても不特定多数の人に言う必要ないなって。それを楽しく書けばいいんだって。マイナスなことを書く人のツイートを見ると自分も嫌な気持ちになるし面白くない。

 それともう一つのこだわりは投稿する時間です。毎日投稿していく中で気づいたのですが、多くの人に見てもらいやすい時間帯があって平日の朝は午前7時ごろ、土・日は少し遅く午前8時ごろに投稿するように心がけています。

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篁五郎

たかむら ごろう

1973年神奈川県出身。小売業、販売業、サービス業と非正規で仕事を転々した後、フリーライターへ転身。西部邁の表現者塾ににて保守思想を学び、個人で勉強を続けている。現在、都内の医療法人と医療サイトをメインに芸能、スポーツ、プロレス、グルメ、マーケティングと雑多なジャンルで記事を執筆しつつ、鎌倉文学館館長・富岡幸一郎氏から文学者について話を聞く連載も手がけている。

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